2009年12月25日(金)

MerryChristmas

20091225-Xmas
 
 わたしのところには、サンタじゃなくて、エルモが来ました。遠くから、飛んで、クリスマスツリーを持ってきてくれました。
 みなさんのところには、サンタさん、来ましたか?

2009年12月19日(土)

2009年前半に読んだ本

 2009年の前半に読んだ本です。読書については熱意があまり沸かない時期で、しかし書きはじめてみれば結構な長文になりました。図書館からの貸出票をめくり、思い出しながら書いています。
 長文です。興味のある方は続きをどうぞ。
 
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2009年09月14日(月)

読書感想文 : 干刈あがた「ウホッホ探検隊」

 干刈あがたさんの『ウホッホ探検隊』という短編小説が良かった。気付かぬうちに泣いていた。

 「離婚」というものに出会った家族の話だ。離婚のその前後の家族の様子、特に母と子の三人の様子を、母親である女性が淡々と見つめ辿っていっている。そういう静かな話だった。
 わたしにとっては、題名しか知らないうちには手に取る気にはならなかった作品であって、読後の今もこの題名に賛成をしないのだけれど、作品はとても良かった。

 主人公の、他者との距離の取り方が、まずわたしは好きなのだと思った。他者である我が子たちや元夫の心のなかを勝手にのぞき込んで決めつける、ということがないこと。そういう描写をしていないこと。そう感じさせる、この文体がまず好きだ。 
 丁寧に辿っていっている情景への、語り手・主人公の焦点が、定まったままではなく、焦点のその位置が途中何度か微妙にずれていって、そしてそのままであること。また、最後にすべてを収束させるというわけでもなく終わること。そういう感じも、わたしには好みだった。少しだけねじれている感じと、閉じないままで終わる、流れていくように終わる感じ。

 離婚というものをほとんど知らないわたしが思わず知らず泣いてしまったのは、この小説に描かれている誰かの心情に感情移入し心震えたからではないのだと思う。
 主人公は静かである。微かに震える感じはあるが、騒いでいない。震えつつ、観察している。自分の気持ちや子らの気持ちを、すべて感じ取ろうとしている。丁寧に、静かに観察し辿っていっている。結果、この小説に描かれているのは「場」だ。離婚というものに出会い、たましいだけで泣いて、そして生きることが続いていっている。そういう、ある母子のいる「場」が描かれている。
 たましいだけが泣いているような、微かに震えるような、静かな文章。そして、そういう文章で描かれているのは、やはり、たましいだけが泣いているような「場」であって、わたしはそれにすっかり包まれてしまい、登場人物よりも、誰よりも早く、思わず実際の涙で泣いてしまったのだという気がする。

2009年09月13日(日)

古本市に行ったことと駄々をこねる子ども

 近所で古本市があるというので出掛けてみることにした。サングラスをして自転車に乗って。行ってみると、会場は新聞配達所のガレージで、実にこぢんまりとしている。
 折りたたみ式のテーブルや段ボールなどで作られた棚に、でこぼこと本が並べられている。本は文庫本、特に翻訳ミステリーが多かったが、それらの背表紙をじぃぃっと目で追う者たちの動きは少なく、それよりも断然売れ行きの良さそうだったのは絵本だった。十数分のあいだに、半分に減り、また半分に減り。子どもと一緒に来た母親がどんどん買っていくのだ。ひとからひとへ、本が旅をするのだなと思うとき、それが絵本だとなおさら、それがなにかあたたかなもののような気持ちがする。
 何も買わずに後にした。
 詩集なんかがひょいと出てたりしないかしらと、期待せずに行ったのだが、やっぱりなくて、やっぱり残念。
 

 そのまま図書館に行き、六冊返却して六冊借りた。そして、いつも結果的にひやかし客になってしまう雑貨屋に立ち寄り、結果的にやはりひやかし客となって出た。
 自転車に再び乗った。その時、盛大に駄々をこねる子どもを見かけた。小学一年くらいか。泣いて、ひどく怒っている。一方で家族はみな平静で、のんびりと帰り支度をしており、騒いでいるのはその男の子だけである。ずだずだと地団駄を踏み、何かを泣き怒りしながら言い、またずだずだと地団駄を踏み、父親の車のドアをたたき。そしてしまいに「バカ!」と叫んで、そこで、わたしは吹き出してしまった。

2009年09月03日(木)

ね。

河川敷で花火をしたね。
夜汽車のあかりを、遠くから、二人で見たね。

ね。夏が、終わるね。

2009年08月31日(月)

うれしい出会い

 初音ミクや鏡音リンなどのソフトウェアで演奏された楽曲、なかでも、どこかの誰かが作ったオリジナルの曲を、いつからかたまにチェックするようになりました。
 いいなぁ好きだなぁと思う人や作品との出会いを、ここでもわたしは探しているのかもしれません。

   ★

 先日にも書いた「すすすす、すき、だあいすき」を作ったジェバンニPさんは、好きな作家のひとりなんです。

 ジェバンニPさんについては、アンディー・メンテというサークルで多々発表されているフリーゲームもよく遊ばせて貰っていますし、本名名義で講談社から出されている小説もチェック済みで、これはもうファンなんですと言わねばならないのかもしれないのですが……。

 「すすすす~」の他にも、「リンカーネーション」「鏡音リンでシューティングゲームを作ってみた」「リン廃宣言」「リンリンリンってしてくりん♪-テルミクス-」など、このところ延々リピートして聴いています。「リンのすべて!!」というアルバムに収録されている曲は、わたしは急にカラオケでマイクを握らされても歌えると思います。よく聴いています。

 歌詞が好きなのですよね。そして、曲が気持ちいいです。

   ★

 もうひとり、タイプが違うのですが、紹介したくなってしまいました。
 

 
 古川Pさん。この方の作品ではこの曲を初めて聴いたのですが、興奮してしまいました。
 この方の書く歌詞は少し詩に近いですね。詩的だと感ずる。わたしは現代詩っぽいものをあまり好きになれないほうなのですが、でも、心震えました。
 他に、「CRAWL」「ピアノ・レッスン」も良いです。曲に添えられた映像もまた。
 「Alice」の作者本人によるセルフカバーも素敵です。

   ★

 ああこの人は本当のアーティストだ。
 そう思うような出会いは、いつでも、心躍ります。とても劇的で、とてもうれしい瞬間、とてもうれしい出会いなんです。

2009年08月30日(日)

棄権をしたこと

 五年後十年後、新聞やテレビ関係者は、どう思っているかなぁ。
 (麻生太郎さんに対しては、さすがに意地悪し過ぎたかな)、なんて、思ったりすることあるだろうか。たとえば、金がない奴は結婚するな、なんて、そう言ったのは麻生さんではなくて新聞やらテレビやらのメディアだと思うのだけどなぁ。
 すべての麻生叩きは善だった、日本を良いものにするために必要だった、と。そして、メディアによる操作は善だった、と。
 そういう落ち着き方は、わたしにはとても気持ち悪く、おそろしい情景のように思えるのだけどなぁ。

 あっ、そういえば、麻生さんはクリスチャンだから、それで右翼さんが……。うう。あ、あれ、こんな時間に宅急便が……。

 
 それはともかく。
 今日は選挙日だったので、投票に行きました。
 ですが、「最高裁判所裁判官国民審査」だけ、棄権したのですよ。

 わたし、最高裁判所の裁判官に対して、なにもチェックしてこなかったので、そのことをとても後悔しているところです。知らないのに、ペケをつけるわけにいかない。ペケをつけないで投票するのも、ちゃんとチェックしている人に対して迷惑だろうと思ったら、棄権するしかわたしには道がない気がして。
 今度は、棄権しなくていいように、ちゃんとニュースを見て、ちゃんとメモを残したり、しようと思います。

2009年08月30日(日)

ローズマリー

rosemary 葉をつんで、くずとほこりを取って、選定して、軽く洗って、天日に干して、と。ふぅ……。

 リースの形にして保存しておいたローズマリーでしたが、葉だけにしました。再びよく乾燥させてから、瓶詰め。

2009年08月30日(日)

小さな朝顔が咲いた

小さな朝顔

2009年08月20日(木)

梅干しの梅を

20090820ume

やっと干す作業に入りました。
家人が留守にしているので、今年はわたしが代わりに。
もっと早くに干したかったのですが、長い梅雨やあれやこれやで叶わなくって。

わたしの恋人は梅干しが駄目で、でも結婚したあとも、こういうこと、したいなぁ。こっそり。

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